2021/08/02 07:15


購入してから「すぐに使いこなすことが出来なかった」と、がっかりされる事のないように、前もってお知らせいたします。

・うちの子は「首・腰の座らない時期のスリング抱っこ」「化学繊維のキャリーでの抱っこおんぶ」を全く受け付けてくれませんでした。同じように、おんぶひもでのおんぶを気に入ってくれないお子さんもいるかもしれません。

・おんぶひもを使い始める時期によっては、「首すわり後すぐの時はダメだったけど、腰がしっかりしてきたら気に入ってくれた」という事もあるかもしれません。

・「お子さんはおんぶに違和感がなくても、どんなに頑張っても自分への負担が減るように、しばるコツがつかめない」という方もいらっしゃるかもしれません。

・「生活スタイル、ご自身・赤ちゃんの性格、ご家族の構成の違い等で『おんぶそのものが必要ない』」という方もいらっしゃるかもしれません。

1本1本心を込めて丈夫に縫製した自慢のおんぶひもではありますが、

おんぶひも工房のおんぶひもなら、

「どんな方でもすぐにラクラク使いこなしていただけます。」

「必ず使用感を気に入っていただけます。」

「どんな方にも適した子守帯です。」 と、言い切ることはいたしません。

有名メーカーの抱っこやおんぶキャリーのいいところは、

・出来るだけコツを要せず、幅広い方にお使いただけるように作られているところ、昔ながらのおんぶひもや、兵児帯、リングの付いたスリングなどのいいところは

・お使いの方の体型、赤ちゃんの成長に合わせて微調整が利く

・コツがいる分、フィットさせる事もでき、使いこなしていただいたときは体への負担を抑えてお使いいただける

ところだと思います。

昔ながらのバッテンおんぶひもはお使いの方にも赤ちゃんにも快適にお使いいただけるようになるまでには、ある程度の試行錯誤が必要になります。

私がおんぶひもを使い始めたきっかけは、

「家事を始めると泣き始めちゃって、手が止まってしまう事にイライラ」

「スリングもキャリーもダメな上に、立て抱き以外の抱き方を許してくれない。

 素手で抱っこし続ける毎日で、うでや腰が限界」

「可愛くて仕方ないはずなのに、体力的にも限界、イライラして子育てを楽しめていない。あんなに赤ちゃんとの生活を楽しみにしてたのに…」

『なんとか親子共に折り合いをつけて快適に生活していくには・・・』

『縦向きにくっついて、私の両手をあけるためには・・・』

試してみたときには本当に目からウロコ。

大げさかもしれませんが、たったこの1本のひもに救われた思いでした。

確かにはじめの何回かは、背中に上手く乗せられなかったり、きつく結びすぎたり位置が悪かったりで、苦しくなったり肩がこる事もありました。

何度か試していくうちに

「肩ひもをほんの気持ち首に寄せてみた。この位置だと肩がこらないみたい。」

「結び目の位置をこの前よりちょっとずらしてみた。圧迫されないじゃん。」

と、少しずつ私と赤ちゃんにいい位置を見つけていきました。

使っていくうちに「赤ちゃんを泣かせずに済んで、両手が開いて楽なもの」という以外に

「いいコミュニケーションの道具」になっている事にも気がつきました。

「同じ目線で同じ物を見られる」

「子どもの思いを共感できる」

というのが子育てには大切で、醍醐味かなと思うようにもなりました。

私が購入した物は足入れがついたよくあるタイプのものでしたが、座れるようになると、寝かされる事を嫌がって反り返って足を入れさせてくれなくなり、おんぶまでが一苦労になったので、座った体勢からでも背中に乗せられる、足入れのないものを作りました。

『作るからにはちょっとでも可愛い物を。』

『好きな柄のおんぶひもで、重たーい我が子を少しでもウキウキ軽い気分で背負っていただけたら』

という思いが工房を始めたきっかけです。

「慣れるまで少し練習が必要だったとしても、おんぶする事で今よりちょっと快適に、ちょっと育児が楽しくなったらな」

と、お考えのようでしたら、おんぶ育児にチャレンジしてみてください。

(私の考えや経験を書きました。語弊のある部分がございましたらお許し下さい。少しでも参考にしていただけたら幸いです)